こんにちは、ゆんたくキャラ「しまみん」です!
「しまみん」を知って下さいね~
自然保護部では変化する八重山の現状を知って頂きたく「しまみん紙芝居」を行っております。
皆さんは世界遺産となった竹富町西表島の国の天然記念物「イリオモテヤマネコ」をご存知かと思います。
そして、石垣島にも島のおじぃ達が「しまみんちゅう」と呼んでいた山猫棲息伝誦があります。その特徴はイリオモテヤマネコよりやや大きく、やはり夜になると目が光っていたそうです。50年以上前の伝聞です。今では絶滅してしまったかも知れない幻のイシガキヤマネコをベースに、ゆんたくガーデン・オリジナルのキャラクター「しまみん」を創出しました。この最後の一匹はイリオモテヤマネコよりもずっと恥ずかしがり屋で普段は当苑の泡盛の壺の中に隠れています。
でも、「しまみん」はお客さんが来ると照れながら壺から出てきて、紙芝居で八重山の自然・文化・歴史などを話し始めます。
しまみんを通して心配な八重山の環境問題にもふれていますので、皆さんも是非、聞いて下さいね。
イリオモテヤマネコの今
2025年はイリオモテヤマネコ発見60周年の年となります。現在、西表島に棲息しているヤマネコは100匹程度と言われており、もうかなり長い期間このぐらいの個体数だろうと言われてきています。
新空港が開港して西表島へも観光客数が激増しました。コロナ感染症で一旦落ちていた観光客も戻りつつあります。本来は喜ぶべきところですが、また山猫達の生息域にまで人が入る機会が増えるかも知れません。これまで人との接触を避け、捕食するものを進化させ、なんとか生き残ってきました。しかし彼らの生息域が縮まると、ロードキルに加え、出産数が減少する要因となります。しまみんのように消滅の危機を負わないように、彼らが静かに生活出来る方法も一緒に考えていきましょう。
環境省西表野生生物保護センター提供